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炊飯油でおいしさをキープ!上手に選んで効率アップを実現

炊飯油でおいしさをキープ!上手に選んで効率アップを実現

飲食店にとっておいしいご飯の提供はとても大切な要素です。おいしいご飯を提供するには常に炊き立てを用意するのが理想的ですが、効率面からいうと、こまめに炊飯することは現実的ではありません。

それらの課題への対策の一つとして、「炊飯油の活用」があります。

今回は炊飯油を使うメリットと選ぶ際のポイント、使用方法など、飲食店営業の参考となる情報を解説します。

炊飯時に使用される油の種類

炊飯時に次のような食用油を加えることがあります。

  • 米油:米糠(こめぬか)を原料に作る植物油の一種。風味豊かなおいしさが特長です。
  • サラダ油:「日本農林規格」の「サラダ油」等級に当てはまる精製度の高い植物油の総称です。生のまま食べられる良質の食用油で使いやすく、用途が幅広いのが特長です。

炊飯時に油を入れることで風味付けやほぐれやすさの向上につながります。ただし普通の油では分散性が悪いため均一にコーティングがしにくく、使用する量も多くなってしまいがちです。

使う量を抑えながら期待する効果を得るためには、炊飯専用の油(以下、炊飯油)を使用するのがおすすめです。ご飯の乾燥を抑制したり盛り付けやすくしたりする機能を備えているため、より効果的です。

この後、炊飯油を使うことで得られるメリットについて、ご紹介します。

炊飯油を使うメリット

炊飯油を使うことで期待できるメリットには、主に以下のような点があります。

ご飯の老化防止効果

炊き立てのご飯には独特の香りやおいしさがあります。しかし時間の経過とともに、水分が抜けて食感が落ちていき、また色が悪くなるなどの変化が起こります。これがご飯の老化です。

炊飯油を使うことで、ご飯が油でコーティングされ、表面に膜ができます。それにより内側の水分が保たれ、ご飯の老化の進行を遅らせます。何も使わないときと比べて、食感やおいしさを長く保つことができます。

飯の老化を防止するには老化のメカニズムを知っておくことも大切です。詳しくは、「ご飯をおいしく保存するには?おいしさ低下のメカニズムと対策を解説」をご覧ください。

ご飯がくっつかない

炊飯油を使用することで、炊き上がったご飯が鍋や炊飯器の釜などの内部にくっつきにくくなるというメリットもあります。鍋や釜、しゃもじだけではなく、米同士もくっつきにくくなるため、ほぐれやすくなります。

ランチ時など忙しい時間には、大量のご飯をさばくのも一苦労です。炊飯油の効果で、盛り付けの手間が軽減され、作業をスムーズにできます。

また釜離れが良くなると、歩留まりがアップするため、食品ロスを減らして経営面・環境面にも貢献します。

炊飯油を選ぶときのポイント

炊飯油を選ぶポイントを紹介します。

仕上がり

 炊飯油によって仕上がりに差が生まれます。以下のポイントをチェックしましょう。

乾燥抑制

炊飯油はご飯一粒一粒をコーティングすることで乾燥を防いでくれます。長時間保温した後でも、ご飯の乾きを防げているかチェックしてみましょう。

冷蔵耐性

炊飯油によっては、冷蔵時にご飯が固くなるのを防ぐこともできます。冷蔵保存後にレンジアップしたご飯を使用する場合には、その状態でのチェックも必要です。

盛付けやすさ

炊飯油によってご飯がほぐれやすくなると、しゃもじの通りが良くなります。しゃもじを通した時の感触や作業のしやすさについても確認します。釜や容器にくっつかない、手早くきれいに食器に盛り付けられる、といった点も作業性向上のために重要なポイントです。

オペレーション

炊飯油は、炊く米の量に対して規定量を投入して使います。そのためご飯を炊く際に毎回油の計量に時間がかかると、作業効率が落ちてしまいます。

規定量を量る作業はできるだけ簡単にできる方が負荷もなく、面倒を感じません。パッケージの仕様などを確認し、あまり手間をかけずに使用ができるかという点も考慮します。

容量

フライ調理に使用する油と比較すると、炊飯油は1回の使用量が少ない食材です。そのため、容量が大きすぎても、持て余してしまう可能性があります。

自店舗の炊飯の状況を見ながら、早めに使い切れる容量のものを選ぶようにしましょう。

炊飯油の使い方と活用シーン

炊飯油の使い方、活用について解説します。

炊飯油の一般的な使い方

炊飯油の使い方はとてもシンプルです。炊飯油を使う際には、以下の流れで作業します。

  1. 米を計量する
  2. 洗米する
  3. 標準量の水を加える
  4. 浸水時間を置く
  5. 炊飯油を加える
  6. 炊飯する

通常通りの炊飯の手順で、ご飯を炊く直前の米・水を入れた炊飯器に炊飯油を適量投入するだけです。炊飯油を加えた後、米と水、炊飯油を混ぜ合わせるとより効果的です。

炊飯油の量は商品によって異なります。「日清炊飯油CH」の場合は、以下のとおりです。

  • 5合:約4~8g
  • 1升:約8~15g

ご飯を炊く火加減や時間などは、特に変わりありません。通常どおりに炊飯するだけで、炊飯油がお米をコーティングしてくれます。

炊飯油の活用シーン

ご飯の老化防止やくっつかないといった炊飯油のメリットは、以下のようなシーンで効果を発揮します。

繁忙時の盛り付け・提供

炊飯油によってご飯がほぐれやすくなるため、ランチ時など繁忙時のご飯盛り付けの作業時間の短縮ができます。また乾燥を抑制するため、繁忙時に備えてあらかじめ多めに炊飯しておいても、ご飯が乾きにくいです。

おにぎり

炊飯油の効果でおにぎりが握りやすく、バットなどにくっつきにくくなります。ご飯粒がバットなどに残ることによるロスが減り、作業中のストレスも軽減します。ご飯の乾燥を抑制できるため、作り置きしてもおいしさを保ったものを提供できます。

残ったご飯の保存

閉店時にご飯が残っている場合、保存して翌日以降に持ち越すことがあると思います。炊飯油によっては、冷蔵時の老化を防止する効果も期待できます。そうした商品では冷蔵保存してもご飯が硬くなりにくく、粘り気のある柔らかな食感を維持できます。残って保存したご飯を提供する場合にも味の低下を感じにくいので、安心して十分な量のご飯を炊いておくことができます。

炊飯油を効率的な飲食店運営に役立てよう

今回は、炊飯油についてご紹介しました。ご飯の質感や見た目、食感を維持し、いつでもおいしいご飯を提供するための有効策となります。炊飯油にもさまざまなものがありますが、選ぶときのポイントを押さえることで、期待した効果が得られます。

日清オイリオの「日清炊飯油CH」は、冷蔵保存にも効果を発揮します。ご飯をまとめて多めに炊くといった飲食店にもおすすめできる炊飯油です。計量不要の容器形態もあり、繁忙時にも使いやすい商品です。

炊飯油の活用をご検討の際には、ぜひお試しください。

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