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業務用フライ油のもう一つの選択肢、ピロー容器とは?一斗缶との違いやメリット・選び方を解説

業務用フライ油のもう一つの選択肢、ピロー容器とは?一斗缶との違いやメリット・選び方を解説

多くの飲食店の厨房で、当たり前のように使われている一斗缶のフライ油。しかし、約16.5kgという重量は、持ち運びやフライヤーへの油の補充作業(差し油)の際に現場スタッフの身体的な負担となっています。

女性や高齢スタッフへの作業負担の配慮だけではなく、使用済みの一斗缶がバックヤードを占領し、通路が乱雑になりやすい点も解決すべき課題です。

こうした現場の悩みを解消する新たな選択肢が「ピロー容器」です。一斗缶ならではの「重量による身体的負担」「油を出し切るのに時間がかかる」「使用後の一斗缶のかさばり」という3つの問題を解決し、導入することでスタッフに優しい労働環境づくりに貢献します。

本記事では、ピロー容器のメリットを、従来の一斗缶と比較しながら詳しく解説します。

【動画:ピロー容器の使い方(1分で解説)】

ピロー容器とは?業務用フライ油の扱いやすいもう一つの選択肢

業務用フライ油の容器は、現場の負担を軽減する「ピロー容器」という選択肢が注目されています。ピロー容器は単に軽量なだけでなく、一斗缶が抱えていた作業安全性や廃棄効率といった課題を解消する設計が特徴です。

ここでは、ピロー容器の具体的な構造や使い方、そして多様な働き方が求められる現代の厨房において、なぜピロー容器が選ばれているのかをご紹介します。

ピロー容器の基本的な構造と容量

ピロー容器は、多層構造のプラスチックフィルムを採用した、柔軟性のある袋状の包装資材です。一斗缶に代わる形態として、次のような特徴を備えています。

  • 扱いやすい「小分け」の容量
    フライ油4kg入りの袋状のピロー容器×3袋が1セット(合計12kg)として段ボールに梱包されています。1袋あたりの重量が軽いため、一斗缶と比較して持ち運びや差し油時の身体的負担が大幅に軽減されます。
  • 柔軟な素材で「絞り出し」が可能
    フィルム素材のため、使用後は袋を絞ることで最後まで素早く排出できます。一斗缶のように時間をかけて油切りをする必要がなく、無駄なく使い切れるのが特長です。
  • 使用途中の保管とコンパクトな廃棄
    使用途中でも、市販のクリップ等で注ぎ口を止めることでホコリや異物の混入を防ぎながら保管できます。また、使い切った後は小さく折りたためるため、廃棄時の容積を最小限に抑え、バックヤードの省スペース化に貢献します。

このように、ピロー容器は一斗缶が抱えている「重量の負担」「油を出し切るのに時間がかかる」「使用後の一斗缶のかさばり」という課題を解決できる設計となっています。

ピロー容器の使い方

ピロー容器の使い方は非常にシンプルです。一斗缶のような「重い」「危ない」といった作業リスクを軽減し、女性や高齢スタッフでも安全に扱うことができます。

  1. 開封とカット:段ボールから取り出し、ピローの端をハサミでカットして注ぎ口を作ります。一斗缶のような鋭利な缶切りや、力が必要な開封作業は不要です。
  2. 持ち上げる:切り口の反対側と底部をしっかりと持ちます。1袋4kgと軽量なため、女性や高齢スタッフでも無理なく安定して持ち上げることができます。
  3. 注ぎ入れる:注ぎ口を油面に近づけて、静かにフライヤーへ注ぎます。軽量で持ちやすいため、注ぐ量を細かく調整でき、フライヤー内の熱い油の跳ね返りも抑えられます。

ピロー容器では、約16.5kgの一斗缶を持ち上げる際の腰痛リスクを軽減できるだけでなく、缶切りで開封した金属缶の鋭利な切り口による怪我のリスクも無くなります。このように現場の安全性を高め、労働環境を改善したいというニーズに応える形で、軽量な4kgピロー容器が開発されました。

厨房の働き方を変える!ピロー容器拡大の背景

長年厨房では一斗缶が主流でしたが、近年、女性や高齢スタッフなど多様な働き手の活躍が求められる中で、誰もが安全に働ける環境づくりが検討事項となりました。これに対し軽量で扱いやすいピロー容器への切り替えは、現場の負担を軽減する有効な選択肢となっています。

こうした安全性と効率性を両立した設計は業界内でも高く評価され、2024年には「業務用加工食品ヒット賞」を受賞しました。

参考:日本食糧新聞「第28回業務用加工食品ヒット賞:日清オイリオグループ『ピロー容器食用油』

飲食店の人手不足問題については、「飲食店の人手不足の原因とは?深刻化する背景と解決策を解説」も併せてご覧ください。

現在は、サラダ油やキャノーラ油といった汎用油だけでなく、酸価の上昇を抑制し長く使えるフライ専用油や、天ぷらなど揚げものの吸油量を抑制する専用油など、様々な製品が展開されており、用途に合わせたラインアップが揃っています。

ピロー容器と一斗缶の比較:3つのメリット

ピロー容器には、一斗缶と比較して「軽い」「すぐに残油を絞り出せる」「ゴミが少ない」という3つのメリットが備わっています。

ここでは、それぞれの利点について具体的なデータを交えながら詳しく解説します。

メリット1:軽量で誰でも扱いやすい

一斗缶の油は約16.5kgとかなりの重量ですが、ピロー容器は1袋あたり約4kgと、その約4分の1の重さです。1箱(12kg)に3袋入りの形態で、1袋ずつ小分けにして持ち運べる点が大きな特徴です。

  • 重量による作業性の違い
    約16.5kgを一度に持ち上げる必要がある一斗缶は、1日に何度もフライヤーへの差し油を繰り返す現場において、身体への大きな負担となります。一方、ピロー容器は1袋が軽量なため、こまめな差し油もスムーズに行えます。適切に差し油をすることで、揚げ物の品質を保つだけでなく、油の劣化を抑えて交換頻度を下げることにもつながります。
  • 労働環境への影響
    厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」では、人力で取り扱う重量の目安が示されています。例えば体重60kgの女性の場合、推奨重量は約14kgまで。一斗缶(約16.5kg)を扱う際は2人以上での作業が推奨されているのが実情です。その点、1袋4kgのピロー容器は、女性や高齢スタッフ一人でも無理なく安全に扱える重量設計といえます。

    参考:職場における腰痛予防対策指針|厚生労働省

メリット2:絞って、素早く注ぎ切る

一斗缶は構造上、油を注ぎ終わった後も容器内に油が残るため、逆さまにして長時間放置するなどの油切り作業が必要で、時間がかかります。これに対し、柔軟なフィルム素材のピロー容器は、その場で「絞り出し」ができるため、容器内の油を最後まで素早く排出できます。

この「絞り出す」仕組みにより、容器内に残る油のロスも最小限に抑えられます。一斗缶はその構造上、1缶あたり約66g(残油率0.4%)の油が容器内に残ってしまいますが、ピロー容器は1袋あたり約12g(残油率0.3%)まで低減可能です。このように、ピロー容器は容器内に残る油のロスを最小限に抑えつつ、かつスピーディーに作業を進められる設計となっています。

メリット3:ゴミが小さく、捨てやすい

使用後もかさばる一斗缶に対し、ピロー容器はプラスチックフィルム製なので手でコンパクトに折りたためます。そのためゴミの容積が大幅に削減され、バックヤードを占有することなく、整理整頓が容易になる点も大きな利点です。

一斗缶は1缶あたり約1,140gの容器重量があり、一方で、ピロー容器は1箱(3袋)あたり約606gに抑えることが可能です。これは油1kgあたり約27%ものゴミ重量の削減になります。

業務用フライ油の選び方とピロー容器が適している厨房

日々の調理に欠かせない油だからこそ、容器選びは現場の「働きやすさ」に直結します。自店の油使用量や作業環境、スタッフ構成などを総合的に判断し、ピロー容器に切り替えることで作業負担の軽減や安全性の向上が見込める場合には、ぜひ前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

ここでは、ピロー容器が特に真価を発揮する厨房の条件をご紹介します。

油の使用量から見た容器選択の目安

月間の油使用量が少ない小規模な店舗やカフェ、または容量の小さいフライヤーを使用している店舗などでは、ピロー容器(4kg×3袋)が特に適しています。

4kgずつ小分けされているため、軽量で注ぎやすく差し油などの細かな作業もスムーズに行えるのが大きな特長です。また、使用途中であってもクリップで袋の口を閉じることで、一時的に保管できます。

スタッフ構成と作業環境からの判断

女性スタッフが中心の厨房や高齢スタッフが活躍している店舗では、ピロー容器の軽さが大きなメリットとなります。小分けされた軽量な容器は誰にとっても扱いやすく、重い荷物への不安を感じることなく安全に作業を進められます。

こうした「力仕事」のハードルが下がることで、幅広い層の方が無理なく働ける環境が整い、スタッフの作業負担軽減に寄与します。

また、スペースの限られた厨房では、ピロー容器の入った段ボール箱を積み重ねて保管できるため、縦の空間を有効活用できます。一斗缶のように床面積を広く占有する必要がないため、動線の確保や作業効率の向上にもつながります。

人手不足対策や労災環境の改善を重視する店舗にとって、ピロー容器は検討に値する選択肢となるでしょう。

まとめ:油は「容器」で選ぶ時代へ。作業性と労働環境を両立する賢い選択

業務用フライ油のピロー容器は「軽量で扱いやすい」「素早く絞り切れて無駄がない」「廃棄時の負担が少ない」という特長を備えています。1袋4kgと一斗缶の約1/4の重量のため、女性や高齢スタッフでも無理なく扱うことが可能です。使用後はコンパクトに折りたたむことで、ゴミの容積を大幅に削減でき、バックヤードの整理整頓に貢献します。特に小規模から中規模の飲食店では、作業効率と安全性の両面でメリットが期待できます。

これからの食用油選びは、風味だけでなく、容器の使い勝手まで含めた総合的なコストパフォーマンスで判断することが重要です。自店の油の使用量やスタッフ構成に合わせ、最適な容器を選ぶことが、作業効率の向上、働きやすい職場環境の両立につながるでしょう。

ピロー容器にご関心がございましたら、まずは現在お取引のある卸売店様へ「4kgピロー容器」フライ油についてお問い合わせください。

ピロー容器入りのフライ油には、サラダ油やキャノーラ油、酸価の上昇を抑制し長く使えるフライ専用油、天ぷらなど揚げものの吸油量を抑制する油などがあります。

当社の製品ラインアップも下記ページにてご紹介しておりますので、ぜひご参照ください。

主なラインアップ:

キャノーラ油・サラダ油(汎用型)
 日清キャノーラ油4kg×3入ピロー
 日清サラダ油4kg×3入ピロー
長持ちタイプ(酸価上昇を抑制し、長く使えるから経済的)
 日清スーパー長持ち油キャノーラ&大豆4kg×3入ピロー
 日清きれい長持ちオイル大豆&キャノーラ4kg×3入ピロー
吸油抑制タイプ(天ぷらなど揚げものの吸油量を抑制)
 日清吸油が少ない長持ち油キャノーラ&大豆4kg×3入ピロー

汎用型フライ油 | 日清オイリオ業務用お役立ちサイト|日清オイリオ (nisshin-oillio.com)
日清スーパー長持ち油 | 日清オイリオ業務用お役立ちサイト|日清オイリオ (nisshin-oillio.com)
日清吸油が少ない長持ち油 | 日清オイリオ業務用お役立ちサイト|日清オイリオ (nisshin-oillio.com)
日清スーパーデリカエース | 日清オイリオ業務用お役立ちサイト|日清オイリオ (nisshin-oillio.com)

よくある質問

A. 一斗缶と比較して3つのメリットがあります。①軽さ:1袋4kgと一斗缶の約1/4の重量で、女性や高齢スタッフでも扱いやすい ②残油の切りやすさ:柔軟な袋状の構造の為、容器を絞ることで、素早く使い切れる ③ゴミの捨てやすさ:折りたたみ可能でゴミの容積が削減され、バックヤードの整理整頓に貢献。

流通している価格としては同水準、もしくは一斗缶のほうが価格が若干安いケースがあります。ただし、廃棄コストや残油の少なさ等を総合的に考慮すると、ピローのほうが経済性が高い場合があります。詳細は使用量や廃棄処理の状況によって異なるため、自店の条件に照らして検討することをお勧めします。

A. どのような厨房でもピロー容器をご活用いただけますが、特に向いているのは月間の油使用量が少ない小〜中規模店舗、女性や高齢スタッフが多い厨房、狭いスペースで作業する店舗に特に向いています。人手不足対策や労働環境改善を重視する店舗でも効果的です。

A.直射日光を避けた暗所で常温保管が基本です。賞味期限は製品によって異なりますが、ピロー容器の場合、未開封の状態で製造から11ヶ月程度です。開封後は、1ヶ月を目安に使い切ることをおすすめします。

A. ピロー容器の場合、使用後には容器を小さくたたむことができるので、ゴミの容積を削減することができます。

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