米飯商品別・炊飯油の上手な選び方のポイントとは?
2024.05.31
弁当や丼もの、寿司などの米飯類は、近年の惣菜市場で特に重要なカテゴリーと言えます。お客さまに選ばれる米飯商品のためにおいしいご飯を提供することは大前提となりますが、商品によってご飯の風味に影響を与えるポイントは異なります。
そこで検討したいのが、商品に適した炊飯油の活用です。本記事では、炊飯油を使うメリットと、商品に合わせた炊飯油の選び方を紹介します。
目次
炊飯油とは
炊飯油とは、炊飯前に炊飯釜の中に添加して炊くことで、ご飯をコーティングして効果を発揮する食用油のことです。
炊飯油の使い方は簡単です。通常どおりの手順で米と水を入れた状態の炊飯釜に、規定量の炊飯油を入れて炊くだけです。炊飯油を添加したあとに炊飯釜の中で混ぜ合わせると、より効果的です。
炊飯油を使うメリット
炊飯油を添加してご飯を炊くメリットは、以下のとおりです。
作業性が向上する
炊飯油を入れて炊いたご飯は、ほぐれが良くなるためトレーへの盛り付けやおにぎりを握るなどの作業効率が良くなります。また、炊飯釜へのこびりつきも防ぐため、作業のストレスを軽減することができます。
乾燥を抑制できる
炊飯油を添加して炊いたご飯は米の一粒一粒がコーティングされているので、乾燥を抑制することができます。長時間保温しても、ご飯が乾くのを抑えます。
炊きたての粒立ちを維持できる
炊飯油の種類によっては、炊きあがりの粒立ちが良くなるという効果が得られます。粒感を活かしたいメニューに良く合います。
冷蔵保管によるご飯の老化を抑えられる
ご飯は低温で保管すると、でん粉が老化して硬くなってしまいます。炊飯油の種類によっては、冷蔵耐性があり、低温保管してもご飯が硬くなりにくいという効果が得られます。
米飯商品に応じた炊飯油の選び方
米飯商品の調理工程や陳列状況に合わせて炊飯油を選ぶと、メリットを最大化することができます。
代表的な米飯商品を例に、炊飯油を選ぶポイントを紹介します。
弁当
インストアパックでの調理の課題は作業効率です。扱う食材が多い弁当は、特に作業効率が重要と言えます。なかでも、ご飯の盛り付け作業は全ての弁当商品に共通するため、効率化の効果が大きいです。炊飯油を添加して炊いたご飯はほぐれやすく、炊飯釜へのこびりつきも防ぐため、盛り付け作業を効率化できます。作業効率の改善は、どの炊飯油にも共通する機能のため、炊飯油を導入することで効果を感じることができます。
丼もの
ご飯の上に具材を乗せたり、たれやつゆをかけたりする丼ものの場合、調理してから時間がたつと、ご飯がたれやつゆを吸ってしまい、食感が悪くなってしまいます。
「日清炊飯油 お店のごはん用」はご飯の粒立ちを良くするタイプの炊飯油です。たれやつゆがかかった状態でも、ご飯の膨潤を抑え食感を維持できるため丼ものでの活用がおすすめです。
寿司
店頭の冷蔵ケースに陳列される寿司は、時間が経過するにつれて冷蔵保存による影響でご飯のでんぷんの老化が進み、硬くなってしまいます。また、巻き寿司を作る場合、海苔へのご飯の広げやすさが作業性に影響します。
寿司のこれらの問題にも、炊飯油の活用は有効です。冷蔵耐性のある炊飯油を使うことによって、でんぷんに作用して柔らかな食感を維持できます。もちろん、成型時の作業性の向上にもつながります。
「日清炊飯油CH」には冷蔵耐性があり、作業性も向上するため、冷蔵ケースに陳列される寿司で活用するのがおすすめです。
炊飯油を上手に選んで、おいしい米飯商品を提供しよう
惣菜の中で重要なカテゴリーである米飯にとって、ご飯のおいしさは重要です。商品によってご飯のおいしさを維持するためのポイントが異なるため、炊飯油を用いた対策を検討する際、適したものを選ぶことが重要です。
作業性の向上や乾燥抑制は炊飯油の基本的な機能ですが、粒立ちの良さや冷蔵耐性の機能は炊飯油の種類によって効果の違いがあります。
ご飯の粒立ちを良くして食感を維持したい丼ものや炒飯、おにぎりなどには「日清炊飯油 お店のご飯用」がおすすめです。寿司のように冷蔵ケースに陳列される商品には、低温でもご飯の柔らかさを維持できる「日清炊飯油CH」がおすすめです。
課題に沿って炊飯油を選びたいとお考えの方は「日清炊飯油 お店のごはん用」と「日清炊飯油CH」の活用をご検討ください。
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