【活用事例】濃厚で風味豊かなオイルで手間をかけずに食材の旨味を引き出す
2023.10.01
さまざまなメニューの調理に欠かせないオイル。
市販品の中には手軽に使えるように風味づけされたタイプも多く、「日清素材のオイル」もそのひとつです。
調味料や食材選びに厳格な奥田政行シェフも推薦するこのオイルを使い、シェフには、奥田流のこだわりメニューを紹介してもらいました。
Profile
アル・ケッチァーノ
奥田政行さん
山形県鶴岡市出身。東京の名店で腕を磨いた後、帰郷して2000年に「アル・ケッチァーノ」を開く。その後、
カフェ&ドルチェの店「イル・ケッチァーノ」のほか、2009年には東京銀座に「ヤマガタ サンダンデロ」をオープン。長年、「食の都庄内」親善大使を務め、「辻静雄食文化賞」「料理マスターズシルバー賞」など受賞。
スパイスやハーブなどをブレンドした自家製オイルを作り置きするシェフは多くいます。風味づけしたオイルはジャンルを問わず幅広い料理に使えて、時に個性的なひと皿を創り上げるからです。「日清素材のオイル」は、料理人たちの巧みなオイル使いをヒントに生み出されたすぐれもの。濃厚バター風味とローストガーリック風味というベーシックな味のラインナップと、使い勝手のよさでシェフの皆さまに評価されています。
今回、「日清素材のオイル」の特長を生かした料理を紹介してくれたのは、「アル・ケッチァーノ」をはじめ、多くのレストランを展開する奥田政行シェフ。
「ローストガーリック風味のほうは、クロダイと合わせました。この時期の産卵を控えたクロダイは卵に養分を取られるため、あまり脂のりがよくない。そこを“オイルで煮る”ことでカバーしました。ガーリックの風味は魚の生臭みも消してくれますから一石二鳥です」
この言葉通り、ほどよくニンニクの香りをまとったクロダイの身はしっとりとしてまろやかな味わいになりました。普段はニンニク選びからこだわる奥田シェフも納得の仕上がりに「風味オイルを使ったとは思えない出来栄え。このオイル、想像していたより7倍いいなぁ」と思わず笑みがこぼれる場面もありました。
一方、濃厚バター風味のほうは仔牛のカツレツに使用しました。牛肉に小麦粉や卵白、パン粉などをつけてオイルの中へ。そこにハーブやホワイトアスパラガスを加え、高温でアロゼして香ばしく仕上げます。
こうしたシェフのオイル使いを参考に、いろいろなハーブやスパイスと組み合わせて香りの変化を楽しんだり、ガーリック風味とバター風味の2種のオイルをブレンドしたりするのもおすすめです。
「バターは焦げやすいので入れるタイミングや温度にも注意しなければなりませんが、バター風味のこのオイルなら焦げる心配なく調理できます。またコスト面でもバターより安いので、大量調理やまかない作りに取り入れてもいいですね」
2種のオイルはパンにぬって焼くだけでもおいしく、わざと焦げるか焦げないかのギリギリも狙える。また濃厚バター風味はムニエルに。ローストガーリック風味のほうは、熱したトウガラシとパスタに和えるだけでアーリオオーリオ・ペペロンチーノが完成する。
さらにオイルにニンニクの香りを移したり、澄ましバターを作ったりする手間も省けるメリットもあります。風味の豊かさはもちろん、ローコストや時短など、多くのメリットを備えたオイルは忙しい料理人たちの強い味方といえそうです。
(写真/原稿)「料理王国」株式会社JFLAホールディングス
「日清素材のオイル」はローストガーリック風味と濃厚バター風味のほか、炒めネギ風味、しびれラー油、和風だし風味の全5種をラインアップしています。詳しくは「日清素材のオイル」をご参照ください。